こんばんは、懺悔の時間です。
※懺悔=夜、トイレの個室で音声入力をすること
先日、朝イチでフィットネススタジオに行ってきました。1人来ている人がほとんどですが、1組、お友達同士のマダムがいらしていました。
プログラムとプログラムの間に使える小さな休憩スペースがあるのですが、もう、ずーーっと喋っているのです。正直言って、朝っぱらからマダムの愚痴なんて聞きたくありません。出勤前のやる気を養いたいのだ！！しかし図書館のように静かな休憩室では、彼女たちの声が否が応でも聞こえてきてしまいます。嫌だ、聞きたくない、イライラする。
スタッフの人にそっと告げ口をすることもできたでしょうが、自分の器の小ささを知らしめるようで嫌でした。なにより、休憩ルームでしゃべってはいけないなどというルールはありません。彼女たちは悪いことをしているわけではないのです。自分の常識が他人に通用すると思っては大間違いです。
そんなとき心に浮かんだのは、心屋先生からの「何かをやめたいなら、何かを始めよ」というメッセージでした。マダムの話し声でイライラする自分をやめたい。ではなにを始めようか。まずはトイレに行きました。でもこれは根本的な解決にはつながっていない気がします。
悩んだ挙句、彼女たちの会話をここでのネタすればいいのだと気づきました。イライラすることをやめ、ネタ収集を始めることにしたのです。
ネタだと思えば話が聞こえてきてもイライラしません。心穏やかに聞き耳を立てれば、やれスタジオのBGMが気に食わないだとか、デザートはメロンかイチゴのどっちが良いだとか、本気で朝から聞きたくない話題で逆にイライラが募って完敗したのでした。
こんなものをブログのネタにするだなんて……「僕は嫌だ！」私の中の欅坂46が叫びます。さてこのセリフがあるのは何と言う曲だったっけ、と頑張って思い出そうとして浮かび上がってきたのは「万有引力」という言葉でした。なるほど、万有引力。確かそんな曲名だった気がしま、
せん。そんなわけがありません。正解は欅坂46の「不協和音」です。
私には天然ボケ力がないのです。ボケ力（りょく）。これを疑うことなく「ボケカ（ぼけか）」と読める、しかもそれを声に出して読み上げられるような力がほしい。屈託のない顔で「ああ、万有引力！」と言えるような女に私はなりたかったのです。でもなれません。かわいげはどうやったら作れるものなのでしょうか。
いずれにしてもフィットネススタジオのマダム達は紛れもない不協和音を奏でておりました。黙らなくていいから、もうちょい面白い話希望です。（現状の会話が実はいちばんおもしろいのかもしれません、マダムたちの生態を知るという意味では）
