書き殴りたいことやまやまです

自意識過剰な子無しOLのぼやきです

リスケのリスケ

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Tilt Photography of Calendar Schedule Number 18

いま、会社の偉い方のスピーチ原稿と資料を作っています。黒子業が嫌いなのでやる気が出なくてしょうがないのですが、これもまた仕事ですから、心を無にしてやりきるしかありません。

※うんざりMAX時の日記はこちらです:心が濁ってきたので週末は現実逃避の旅へ - 書き殴りたいことやまやまです

スピーチに向けた打ち合わせが開催されることになったのですが、先日、秘書部門の方からリスケおよび場所変更が言い渡され、後日、予定日が近づいた段階で再度リスケ依頼が届きました。命令してきたようにもとれる書きぶりとなってしまいましたが、もちろん「約束していたXX日の●時がダメになってしまったので、●時にしたいのですがいかがですか」という、至極まともな連絡を受けています。

会社員たるもの、偉い人のリスケに付き合うのもまた仕事と考えるものなのでしょう。いや、リスケひとつに私のようにグチグチネチネチ考えたりしないのかもしれません。でも私はどうしても苛立ってしまうのです。たとえ相手が偉い人であっても、です。我ながら何様だと思いもしますが、ここは臆せず堂々と「平社員様だコノヤロー!」と申し上げましょう。

「一般的」には、自分を雇ってくれている会社の偉い人の命には背いてはなりません。でも私は、自分の価値観の変革に取り組もうとしているのです。いままであまりにも「一般的にはこうであるべき」という基準に囚われ、真面目を貫きすぎてきました。怒られるかもしれないけれど、「自分がそれを好きかどうか」「わくわくするかどうか」で判断していきたいのです。

当然のことながら、不本意なリスケのリスケは好きでもないし、ワクワクもしません。いくら相手が偉くて忙しいとはいえ、チョンチョンと軽く予定変更の打診をされるのは、「どうせおまえ暇だろ」と言っているのとほぼ同義に(私のネガティブな耳には)聴こえるのです。まあ、暇だがな!

とにかく、置物を右から左へ動かすように存在を軽んじられているような心地に陥ります。実際、それに値する人材でもあろうと思います、が、そういうことは言わないんだった!「私はちゃんと働いています!(無理やり言っている)」

リスケのリスケなんて、お願いする立場だったら心苦しくてなりません。それでもお願いなさるのですから、のっぴきならない理由があるのだろうとは思います。でもその理由を添えるでもなく、秘書の方が単刀直入にリスケのリスケの打診をしてくるというのは、いい気分ではありません。

単純に私が「なぜですか?」と聞けばよいだけのことなので、聞く努力をしていない点は反省せねばならないでしょう。

「リスケのリスケだなんて、あまり大事にされていない気持ちがして寂しくなる」などとヘドロ女の重量級ワードをお伝えするという道もありました、が、偉い人にそんなことを言う勇気はまだ湧きませんでした。実際、大事にはしていないでしょうけど…いや、そんなことを言ってはならないんだった、自信を持つのだ「大事にされて然るべき人材であります(震え声)」!

リスケのリスケの打診をされた私がやったことは、「その時間だと都合がつかないのですみません。同じプロジェクトの●●さんに一任していますのでお2人で打ち合わせを薦めていただけると助かります」でした。

打ち合わせの時に軽い調子で「予定変えさせちゃって悪かったネ~」なんて言われたら心の狭い私の顔は歪むに違いありませんし、打ち合わせ中ずっと胸糞悪いので、身体が酸化してしまいます。

この仕事を一緒に担当することになった同僚は大らかで、こうしたことに全然苛立たないようなのです。そんな人間になりたかった。「リスケのリスケの日時は都合がつかないので話を進めておいてもらえたらありがたいんだけど…」と申し出ましたら「全然いいよー」ですって。これは豪華ランチのひとつでも奢らねばなりません。

自分の居心地のいい環境というのは、自分で作らねばならないのだなあ。いままでだったら、きっと無理やりリスケの都合に合わせて打ち合わせ中ずっとしかめ面をしていたことでしょう。

それにしても、ここまで書いてしまったからには、もう私、「リスケのリスケ」はできないな……どうしよう……\(^o^)/オワタ