書き殴りたいことやまやまです

自意識過剰な子無しOLのぼやきです

気持ちのいい「おつかれさまです」に送り出されるとちょっとうれしい

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こんばんは、懺悔の時間です。

会社で特定の同僚に嫌われている、という話ばかりで恐縮なのですが、またそんな話です。挨拶問題です。こちらが挨拶をしても絶対に返してくれません。気持ちのいいものではないですが、よくある話ですね。

でも、退勤時は地味にへこむのです。朝であれば、その後の仕事をこなしているうちに挨拶を無視されたなんてすっかり忘れるのですが、退勤時となると、帰り道のあいだずっと、そのことがちょいちょいと思い出されてしまうのです。

学生時代にアルバイトをしていた事務所のことを思い出しました。

非常にクールな社員さんが集結していた場所でしたが、ただ1人、温和な30代のお父さんだけは違ったのです。必ず顔を上げて「おはようございます」と迎えてくれ、「お疲れ様です」と送り出してくれました。それだけで報われるというか、心がほっとあたたかくなった。その感覚をいま思い出しています。で、ちょっと涙ぐんでいます。

その方は私の卒業を前に転職されてしまったのですが、それはそれは悲しくて、当時のmixi日記にも思いのたけを書き綴りましたっけねえ。「何言ってんのか全然わかんない」みたいなコメントがつきましてねえ。あーあ、ここまで思い出して涙乾いたわい。

アルバイトのときのこの思い出が蘇ったのは、同僚氏が私を無視するということと、そのことをこのブログに書こうと思ったことがきっかけです。

あんなにあの方の挨拶に救われていたのに、いざ社会に出て、それなりに多忙な業界に身を置き残業合戦をし、あのときの気持ちを忘れていたのです。

先に帰る経理さんや管理さんやママさんたちに、視線もくれずにそっけなく「オツカレサマデース」と言い放っていました。

「終わりよければすべてよし」。気持ちの良い挨拶の余韻、それをおみやげに帰路に着けるというのは、いいことです。逆もまた然りで、私がいま感じているように、突き放された余韻を携えて会社を出るのは、とても寂しいこと。

過去の反省もあります。いまの恨みもあります。だから私は最近「お疲れさまです運動」をしているのです。元気に「おつかれさまです」を言うというだけのことですが。

時短ワーカーのママさんたちには、とりわけ元気よく声をかけます。こういう心境になってから気づいたのですけれど、みんな申し訳なさそうに帰られるのですよね。小さな声で「お先失礼します」と言いながら、ささーっといなくなってしまう。

私が勤めている会社は昔ながらの企業ですので、産休や時短という制度はあれども、まだまだ浸透しきっていません。帰りにくかろうなあと思います。その小さな声にしっかりお返事をすることが、エールになればいいなあと。ひとりよがりですかね。

私は33歳を目前にしていまだに独身です(ありがたいことに、籍は入れていませんがパートナーはおります)。いまのところ、出産したいという気持ちはありません。それが私の普通なのです。遅い打合せも、夜中まで飲んだりする日も、ちょこちょこあるわけです。

そしてその「普通(ただし私に限る)」を周囲にもあてはめようとする傾向があることを反省しています。たとえば、下記のような心の反応があります。

えー、18時から打合せできないの?スケジュール調整めんどいナー。
えー、ランチ会ー?シラフじゃテンション下がるなあ。でも夜じゃ都合つかないんだもんねえ?

こんなことを思ってはダメだと戒めても、どうしても脳裏をよぎってしまうのです。そしてそんな自分が情けなくなる。

さらに面倒くさいことに、自分の選択であるにもかかわらず、出産意欲がないことにコンプレックスを抱いていて、「私は女としてダメなんだ、人口減少する日本のために貢献できていないんだ、だから己の身と時間とお金を犠牲にして出産・育児をする尊い女性たちに貢献しなければならないんだ」と卑屈になりがちです。

自分の普通はみんなの普通ではないこと、そしてひとりひとりいろんな選択があっていいこと、心身で理解できるように成長しなければ……って、ずいぶん脱線しましたね。(この問題はもっと自分のなかで整理できたら、書こう……)

いずれにしても、「働くママ」と自分にモヤモヤとした想いを抱いているわけですが、ママたちを気持ちよく「おつかれさまです」と送り出すことについては、何のコンプレックスも介在しないのです。本心から素直に「がんばって!」という気持ちを込めて「おつかれさまです」と言える。言いたいから言っている。このことを機に、ちょっとずつ自分に思いやりの気持ちが育つとよいのですが。

ちなみに、同僚氏が先に帰る際も、「おつかれさまです」が言えてしまいます。声を聞くだけでも鬱陶しいでしょうから、迷惑行為かもしれないなあ。とにかく、彼を見ているとかつての自分を思い出してしまいます。いつか気持ちが丸くなったら、仲良くしてね。

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