こんばんは、懺悔の時間です。
昨晩は同世代の女性たちと飲んでいました。
今じゃpixivが主流なんでしょうけれども、私の学生時代は「ファンロード」とか「ぱふ」とか、そうしたイラスト投稿雑誌というのがあって、それを食い入るように読んでいたことを白状しました。
学生時代はイラストや同人誌が描ける人たちに憧れていました。
あの手この手で親を口説いて進研ゼミに入れてもらったのは漫画家キットのためだったし、絵がうまい人が使っているからと、お小遣いをはたいてコピックを買っていました(でも高いからネオピコで)。
とにかく形から入るタイプなので、コピックだけではなくライトボックスまで持っていましたよ。なんで買ったんだか全く思い出せない。
でもいつまで経っても左を向いている人しか書けなくて、結局1度もイラストを投稿することなく、青春時代を終えました。
そんなヘタクソなのにイラストをひそかに描き貯めていて、不定期に見返していました。で、「うわ、これうまく描けたな」と思うものもあれば、「このときの私ヘタクソだったなー」と思うものもあったのです。自分が描いた下手な絵と向き合うのは切ないものがありますが、「この絵を下手だと思える程度には、上達したのかな」というポジティブ思考も備えていました。
これはなにもイラストに限ったことではなく、このブログや本家ブログにおいてもそうです。本家ブログの過去記事メンテをたまに行いますが、顔から火が出そうなくらい恥ずかしい想いをすることばかりです。2014年代なんて本当に嫌です。でもその分、いまに自信が持てるというか……。
さて、今日は私を敵視する同僚氏と一緒の会議がありました。残念で悔しいことに、同じ場に彼がいるだけで緊張して顔がひきつるようになってしまいました。ああ、どきどきした。
ところで、私が彼に対し好感を抱いていない(というか怖い)ことを差し引いても、彼の発言にはひっかかるところを感じました。おもしろいですし、ちゃんとしたことを言っているのですが、「面倒くささ」を感じたのです。粋がっている。私でなくても、会議出席者のなかに1人くらいは、彼を「ちょっと面倒くさいな」と感じている人がいるんじゃないかと思いました。
とても有能な方なので、稼ぎ頭です。偉い人たちとのコミュニケーションもうまい。仕事に対する自信は、ある程度持っているはずなのです。それが良くない形で表出しはじめているのではないか……と。
このことに対し、実は親近感も抱きました。こんなことを思っていると知られたら彼は烈火のごとく怒るのでしょうが、かつての自分を見ているような心地に陥ったのです
2~3年前、私も会社ですごく粋がってデカイ口を叩いていました。傲慢でした。だから今の彼を見ていると、小恥ずかしいというか、モヤっとするのです。
彼の立ち振る舞いにモヤモヤを感じるということは、自分のイラストやブログ記事を振り返って「下手だな」と思うことに似ているのかもしれません。
「下手だ」と感じられるのは、自分が成長したから。違うかもしれないけれど、そう信じておきましょう。