こんばんは、懺悔の時間です。
帰りにスーパーマーケットに立ち寄りました。空いているレーンに並んだはずが、ひとつ前のお客様(間違いなく30代以上のカップル)が会計の最中に「会員カードを作りたい」と思いつかれてしまい、予想外に時間がかかりました。
ラジオを聴いていたから気がまぎれたものの、これは非常にイラッとくるシチュエーションでした。
まず、会員カードはまた別のときにしてくれないか。私の後ろにも並んでいる人がいるのです。なんとなく「あっ、いまは、”時”ではない」と悟れそうなものではありませんか。朝の繁忙時間帯のコンビニで、光熱費の支払いやら宅配便の配送依頼やらをお願いする方に遭遇したときと同じ気持ちです。
スーパーに一緒にお買い物に来るのは楽しいことでしょう。なにしろ面白いPOPがいっぱいありますし、「何が食べたいー?」「あっお刺身が安いよ!」みたいなことを話していれば家にいるより十分盛り上がる。しかしスーパーは戦場なのです。買い物なぞに余計な時間はかけていられません、ただちに帰宅したい。だのに2人で手をつないでノタノタ歩かれてはたまりません。追い抜きたいのに追いこせない。
……なんて書いてしまいましたが、間違っているのはこちらなのです。
他の客がいるときは会員カード作成も光熱費支払いもできないだなんてルールはありません。そんなことを言っていたら、会員カードは「めったに作ることができない奇跡のレアカード」になってしまいます。
スーパーに2人で来たって全然問題ないのです。なにせ私もスーパーデートは経験があります。ひとりぼっちだった虚しい時間が彩りにあふれるあの感じ、よく存じています(でもそのうち”やっぱり1人でいいな”と思うようになる)。
そんなに待つのが嫌なら別のレーンに行けばよかったのです。そのままステイの道を選んだのは他ならぬ自分です。そして己の心の狭小ぶりが嫌になる!
下卑た行為ではありますが、目の前で会員カードを作らんとしているカップルの買い物カゴのなかをちらっと見てしまいました。ネギ、肉、あと何があったっけな、とにかくちゃんと料理をなさる方々であることがよくわかりました。
私のかごの中といえば、特売で128円だったサバ缶と納豆。人格も、カゴのなかも、大敗を喫していました。おおらかに生きたいものです。