書き殴りたいことやまやまです

自意識過剰な子無しOLのぼやきです

社内で下っ端だけど「電話に出んわ」スタイルでいく

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こんばんは、懺悔の時間です。

4月になり、新入社員がやってきました。まだ入社して1週間も経っていませんから、彼らの仕事といえば、社員への挨拶と電話を取ることくらいです。

これが、大変なのですよね。噛んだら恥ずかしいとか、お名前を聞き逃してはいけないとか、いろんなプレッシャーに押しつぶされそうになりながら受話器を取ったものです。

ところで、私は社内では若手の方ですが、あまり電話はとりません。単純に面倒くさいからです。私宛の電話はほとんど携帯宛にきますから、部の番号にかかってくるものは大抵、私宛ではない。となると、取次や、電話メモを残さねばならない。そしてそれを担当者の席に持って行かなければならない。面倒です。担当者が一発で取れば済むのに、といい歳して思うのです。

電話対応は重大任務でもあります。電話をかける側にしてみればその応対が会社のすべてになるわけですから。

私の声には「面倒くさい」が滲みます。おそらく気持ちのいい対応ではないでしょう。それを直せばいいのですが、一生懸命小手先で声を整えると「ショップ店員」になってしまいます。

店員さんたちも、本当にもてなしたいときだけ「いらっしゃいませ」を言うようにしたらいいのに、と思うことがあります。ああ、でもあれは防犯の意味合いもあるのかしら。「ぃらっしゃいぁせぇ~↑」の声が響くことによって「あんたが万引きしないか見てますからね」をアピールするという側面もあるのでしょう。

閑話休題、電話対応が大嫌いな私が取るよりも、それほど苦手としていない人が応じる方が、みんなハッピーな気がするのです。気の持ちようを変えろと言われても、なかなかマインドは変わらないものです。それなら視点を変えて、行動を変えてしまえばいい。

「電話をとらなければならない」を「とらなくていい」ことにする。なにせ下っ端ですから、そうした態度は好ましいものではないでしょう。目をつけられているのも知っています。同僚氏が私を嫌う一因でもあるかもしれません。それでも、いいです。「電話に気持ちよく出られるようにする」か、「電話に出ないダメな奴、気の利かない女だと思われることに耐える」か。心の負担はどちらの道にも用意されており、私は後者を選択することにして過ごしています。

初々しく電話をとる新人さんたちを見ながら、自分の新入社員時代を思い出しました。同期の男の子が全く電話を取らず、イライラしたものです。面と向かって「新人なんだから電話取らなきゃダメだよ」と言ったこともありました。しかし彼は、「出たくないから出ない」。それを突き通しました。

実際、彼が電話を取らなくても何とかその場は回っていくのです。「電話に出なければならない」を自分に課したのは、ほかならぬ自分。私が電話に出なければ、逆に彼が電話に出たかもしれません。悔しいことに、数か月もしたら「おまえは本当に電話出ねえよなあ、新人のくせになあ」と笑い話のネタができていました。彼の勝利でした。(気のいい上司ばかりの職場だったというのも、ありますが。)

とはいえ、新入社員が電話番をするのは画期的なことでもあります。座席表と睨めっこするよりもずっと早く、担当者の名前と取引先の名前を覚えられる。緊張するだろうけど、ガンバレ。そっとエールを送る4月です。

3ヶ月もしたらさすがにいろんなことがわかるでしょう。それ以降は、営業さんなど「電話がかかってきがち」な人や、そもそそも電話対応が好きだという人が対応すると、スムーズに事が運ぶのになあと思います。

yamayama2.hateblo.jp