こんばんは、懺悔の時間です。
そうは言うものの今日はあんまり懺悔感のない記事になりそうです。
先月のアタマ、分子栄養学検査という血液検査を受けてきました。結果が出るまで3週間ほど待ち、身体の不調というか、ガチンコで悩んでいるわけではないけれど気になっているんだよなあレベルのことの原因がわかるのではないかと、とても楽しみにドクターの元を訪ねたのです。しかし結果は「あなたは健康です」の一言に尽きました。そのことは下記記事にも書きました。検査に2万2000円かかったこととか。
そのドクターとは別に、分子栄養学のエキスパートにカウンセリングを受けてきました。ドクターのざっくりレポートとは比べ物にならないほど細かくチェックしていただき、難しい用語などもあったので詳細はまだ理解しきれていませんが、結果を見るに「私はよく頑張っていたのだ」ということが心の底から実感できて、帰宅した今、ちょっと泣きそうになっています。自分をねぎらいたくなったと言いましょうか。
元気だけが取り柄で風邪もほとんどひかないのですが、検査結果からすると、もっとだるそうにしていていいはずだそうで。
例えば、ものすごく低血圧であること。血圧が低いと朝に弱いなんて言いますが、私は朝5時半ごろに起きて7時くらいから1時間ほどジムで過ごし、その後出社するようなことを週に2日はしています。3日行く週もある。運動が好きなわけではありません。太りたくないという恐怖ゆえの行動です。
検査結果に記載されている血圧や、ほかのいくつかの数値を見る限り、そんな朝活はエネルギー不足でできないはずだとおっしゃるのです。
午後に眠くなりませんか。電車の中で気を失うように眠ってしまったことはありませんか。いろいろ質問をされましたが全面的にNOでした。ただしそこには前提があります。「ものすごく気合いを入れている」という前提です。体力のままに過ごしていたら、途中で爆睡しますしだるくて動けないし長時間立っていられません、が、そんなのみんな同じなわけで、鞭打って日々を送っているのです。私なんて独身だからいいほう。お子さんがいらっしゃる方なんて我慢に我慢を重ねて我が身に鞭打ちまくっているのです。
でも、信頼している方に「この検査結果で、あなたのような雰囲気（＝元気だけが取り柄）やライフスタイルというのは不思議、変」といったコメントをいただいて、あまり経験したことのない心の動きを感じました。あれ、私はずいぶんがんばっていたのかなと。
「がんばってるね」と声をかけられるのは嬉しいことですが、その言葉を信用したことはほとんどありません。整骨院やエステに行ったときに言われがちな「凝ってますね」ですら信じていません。
だって、愚痴を聞くとき、「大変なんですね」「すごく忙しいですね」と相槌を返すと、みんな嬉々として「そうなんだよ、こないだもこういうことがあってさ」「こういう上司がいて仕事どんどん振ってきてさ」などと話すではないですか。「大変だね」待ちではないですか。
整体師さんやエステティシャンさんも、そうした心のデトックス効果を狙って、なんとも思っていなくてもとりあえず「凝っていますね」「残業多いんじゃないですか」などと声をかけてくれているのだと思っているのです。要はマニュアルというやつです。
私の心の師匠（心屋仁之助さん）や、いつもお世話になっているカウンセラーさんなども、「自分で自分を認めてあげる」ことの大切さを説いていらっしゃいますから、「あなたはよくがんばってるよ」と書籍のなかなどでおっしゃっています。
それもどこかで受け入れきれていません。私は確かにがんばっているかもしれない、けれどもみんながんばっているのだ、私だけがうんとがんばっているわけではない。むしろ私はみんなと比較すると頑張りが少ない方で、嫌なことがあるとすぐ機嫌が悪くなるワガママ女。本当にがんばっている人は倒れたり鬱っぽくなったりしてしまうけれど、私は元気元気。仕事もぜーんぜんがんばっていないからヤリガイなんて感じない。すなわち「まだまだがんばれる、がんばっていない族」なのだ……という具合です。
母からずっと、気が利かない、すぐつまらなそうな顔をするのはやめなさい、もっと楽しそうにしなさい、にこにこしなさい、ふてくされるのをやめなさい、と言われてきているのもあるかもしれません。いや、実際すぐにふてくされるので母の指摘は誤りではないんですが。
「がんばってるね」なんて、「How are you?」程度のもの。真に受けることなく、いつものようにアイムファインサンキューアンデューと言っておけばいいのだとずっと思っていました、否、思っています。でも、血液データを見る限り「私はがんばっていた」……のかもしれません。
今日は自分で自分を抱きしめながら眠ろうと思います。
寝にくいのでやっぱりやめます。
